Kindle Paperwhiteを買いました

2013-07-06 電子書籍

会社の後輩が持ってるKindle Paperwhiteを見せてもらい、結構よさそうだったのでついつい衝動買いしてしまいました。
いや、前々から欲しかったんですが買うタイミングを逃してたので、実物見れたのを機に買ってしまおうかな―、みたいな…
むしろ、電子書籍のエントリあんだけ書いてたのにまだ持ってなかったのかよ、という話ですね。すみません。

ちょっと触ってみた感想としては、小説とか単行本とかの書籍を読む目的としては非常に良い端末ですね。
Android端末とかと違ってE-Inkは目が疲れないし、軽くて腕も疲れないというのがよいです。
レスポンスはやや難ありとか、ページめくりの時に一瞬暗転するとかはありますが、それはもう端末特性だし自分は特に気にならなかったですね。
色々遊びたいならKindle FireとかGALAXY TabとかiPadとかSurfaceとかにすればいいと思いますが、電子書籍読みたいならKindle Paperwhite一択じゃないでしょうか。
とはいえ他のE-Ink端末試したわけじゃないので、実はSONYの電子書籍リーダーとかも結構いいのかもしれないですが。
今調べて気づいたけどやたら安いなこれ…

せっかく買ったので、電子書籍だけじゃなくついでにWebドキュメントとかも読めるといいな―、と思ってたらパーソナルドキュメントというのがあって非常に便利そうでした。
これはkindleごとにユニークなアドレスへファイルを添付して送ると、その添付ファイルを自動的にKindle上で読める形に変換して配信してくれる、というサービス。
wordでもhtmlでもpdfでもなんでもござれ、となかなか懐の広いお方。

更に調べたところ、これを使ってWebページをKindleで読めるようにしてくれるSend to KindleというChrome拡張がありました。
これで、長い記事なんかをKindleでまったり読める! 便利!

ただ上述のSend to Kindleだとページングは追いかけてくれないため、ページが分かれてる場合は送る→次のページを開く→送る→…みたいな作業を繰り返すことになります。
しかもその場合、全部別の書籍扱いになるので管理が非常に面倒なことに…

そんな場合、代わりにTinderizerというツールを使えばページングを追いかけてくれます。
こちらはブックマークレットなのでChromeじゃなくても使えますね。
ただしこちらはブラウザではなくTinderizerのサーバー側で処理を行うため、ログインしてクッキーがある状態でないと見れないページなどは取得できなくなってしまいます。
まさに一長一短…

ちなみに自分が取り込みたかったドキュメントは
 ・ページングがある
 ・ログインしてクッキーが設定された状態じゃないと見れない
と、どちらも使いづらい感じでした。
一応HTMLを無理やり繋いで.mobiに変換、みたいなことも挑戦したのですがフォーマットが崩れたので、諦めてページが分かれてしまうもののSend to Kindleを使いました…
これ、複数のパーソナルドキュメントを繋いで1つのドキュメントとして扱う、みたいな機能があれば非常に便利そうなんですけどね。

さて、ドキュメントを取り込んだのはいいものの、標準状態だと全部の書籍/ドキュメントが並列になるため大変なことになります。
特に自分の場合、ページングごとに1つの書籍になってるのでそれはもうアホみたいなことに…

なんかフォルダ分けみたいなこと出来ないのかな、と探してみたところ、Kindle上ではフォルダではなくコレクションという単位で分類できるようです。
コレクション内コレクションみたいなことは出来ないので1層しか切り分けられないのですが、まぁそこは分類の仕方でどうにかする感じですかね。

そしてこのコレクション、Kindleの画面上から作るのはレスポンスが悪いわキーボードが打ちにくいわ一覧性が悪いわの三重苦で、とてもではないけど分類作業はやってられないです。
なのでPC上からの管理ツールとして、自分はKindleanというソフトを入れました。
一般的にはcalibreのほうが有名みたいですが、昔epubリーダーとして導入した時に動作が怪しげだったんですよね…
自分の環境のせいだとは思いますが、そんな理由もあり敢えてマイナーそうな方を選んでます。

これでPC上からKindleのドキュメントを整理するのは楽になったのですが、パーソナルドキュメントはAmazonのクラウド上にも残っていて、そちらが非常に管理しづらい…
特に削除が地獄で、一括削除がなく一つ一つプルダウンメニューから削除を押す必要があり、しかもJavascriptで微妙に遅延してからリロードが走るので大量削除は非常にめんどくさいのです…

というわけでこれも何か解決策があるだろうと探してみたところ、Kindle Library Bulk Deleteというブックマークレットがありました。
標準ではALL指定で画面に表示されているパーソナルドキュメントを全削除、文字列を指定すればファイル名がそれに一致するファイルを削除と、単純ながら非常に使い勝手が良いです。
自分の運用としては、Send to Kindleで入れたものはKindleに転送されたらKindleanでライブラリに分類→Bulk Deleteでクラウド上の要らなくなったファイルを一括削除、という感じですかね。

ちなみに、自分がKindleStoreで始めて買った本はフィル・ゴードンのデジタルポーカーでした。

フィル・ゴードンのデジタルポーカー
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技術書じゃないのかよ! というツッコミが聞こえてきそうですが、別に技術書はKindleストアで買わなくてもいいんじゃいか、という気がするんですよね…
O’Reillyならほぼ標準で半額ですし、というかAndroidアプリからepub出力できますし。
オーム社eStore(β)も興味深い本を色々出してますし、ど安定の達人出版会さんもありますしね。(この2つ、いつまでβとか試験運用なんだろう…?)

というわけで、昔やっていたポーカーを最近また始めたこともあり、ポーカー書籍を買うことにしました。
他にもなぜかKindleストアにはポーカー本が充実していて、しかも和訳版だけではなくKill Everyoneとかの原語版も.co.jpの方にあったりするんですよね。
実はそのへんもKindle購入に踏み切った一因だったりしますw
さっき言っていた、「ログイン必要でページングがあるWebドキュメントをKindleに送りたい」ってのも、Poker Strategyの戦略セッションですしね。
夢はでっかくWSOP! といいつつ、まぁちまちま低レートのSnGとMTTをこなしてる感じです。

だいぶ話がずれましたが、そんなわけでKindle Paperwhiteのファーストインプレッションは良かったよ、というのと、導入したツール類のまとめでした。