なんか流行りものっぽいタイトルにしてみました。

以前のKindle Paperwhiteの記事で、最近ポーカーをプレイしているという話を書いたのですが、ポーカーの何が面白いのかを知らない人向けにまとめてみようかと思います。
日本のポーカー人口はクリケット人口と同じくらいしかいない(→参考:第漆研究所・ポーカーブログ)らしいので、こんな記事でも普及の一助になれば、ということで。

1.マインドスポーツである
ポーカーというと普通の人は「運任せのギャンブル」というイメージが強いんじゃないかと思いますが、実際には他のカジノゲームと違い「プレイヤー同士でチップを奪い合う」という対人性の強いゲームです。
特に「トーナメント」という、全員が一定のチップを持ってサバイバル形式で競い合うゲームでは、非常に競技性が高くなります。
実際、2010年に国際ポーカー連盟 (IFP) が国際マインド スポーツ 協会 (IMSA)に加わっており、2012年にはワールド マインド スポーツ ゲームというマインドゲームの祭典に採り入れられています。(→参考)

2.色々なゲームをプレイできる
一口にポーカーと言っても様々なゲーム形態があります。
おそらく大半の日本人が想像するのは「5枚の手札を持ち、一度だけ手札を任意の枚数交換して強い役を作る」という、いわゆるドローポーカーだと思います。
一方、近年世界的にプレイされているのは「2枚の手札と5枚の共有カードから5枚を使って強い役を作る」という、テキサス・ホールデムというゲームです。
相手の手が全く見えないドローポーカーに比べ、公開された共有カードが存在するため、より戦略性の高いゲームになります。
他にも、

  • 4枚の手札と5枚の共有カードからそれぞれ2枚・3枚を使い強い役を作る」というオマハ・ホールデム
  • 「オマハと同様だが強い手と弱い手を作った2人が勝者になる」というオマハ・ハイロー
  • 「3枚の非公開手札と4枚の公開手札から5枚を使って強い役を作る」というセブンカード・スタッド
  • 「セブンカード・スタッドと同様だがより弱い手が勝つ」というラズ
  • 「セブンカード・スタッドと同様だが強い手と弱い手を作った2人が勝者になる」というセブンカード・スタッド・ハイロー
  • 「ドローポーカーと同様、5枚の手札を持つがカード交換を3回行え、より弱い手が勝つ」という2-7トリプルドローローボール
  • 「テキサス・ホールデム、オマハ・ハイロー、ラズ、セブンカード・スタッド、セブンカード・スタッド・ハイローを順番にプレイする」という複合競技のH.O.R.S.E

と、非常に様々なゲーム形態があります(これでもほんの一例)。
1つのゲームだけでも非常に奥が深いのですが、それぞれコツの違うゲームをプレイできるのもポーカーの醍醐味ではないかと思います。
(と言いつつ、自分もテキサスホールデムがメインでオマハを少しかじった程度ですが。

3.トーナメント優勝という目標が持てる
他のマインドスポーツ(例えばチェス)などの場合、通常の試合は1対1で、トーナメントというとかなり大規模な大会をイメージするかと思います。
一方、ポーカーではトーナメントとは「全員が一定額のチップを持ってスタートし、チップを全て失った人から負け抜けていく」というスタイルのゲームを指し、日常的にプレイされています。
参加者が1,000人を越えるのはざらで、世界的なポーカーイベントであるワールド・シリーズ・オブ・ポーカー(WSOP)の今年のメインイベントでは実に79,471人が参加しています。
ちなみに、WSOPメインイベントのバイイン(参加料)は$10,000で、優勝賞金は$8,359,531という超高額になっています。
無論こんな数字は雲の上の話なんですが、普段のプレイでも参加するトーナメントで優勝を目指すという目標があり、またより大きなレンジでは上位のトーナメントを目指していくという目標が持てる辺りは、他のゲームに比べてもモチベーションを保ちやすいのではないかと思います。

4.確率や統計に強くなる
ポーカーのプレイにおいて、確率と統計は重要な要素になります。
例えば、最強のハンドであるAAは、ほぼ最弱の部類に入る23に対しては勝率86%となります。
一方で、かなり強い部類に入るAKに対しては勝率91%と、実はハンドとしては弱い23に対してより勝率が上がります。
これはドミネイトといって相手が強くなるカードの一部で自分の手も強くなるため、実質的に相手が勝つために必要なカードが減ってしまうからです(この例であれば、Aが出て相手にペアが出来ても、自分がスリーカードになります)。
他にも、共有カードは3枚・1枚・1枚に分けてオープンされるため、最初の3枚の時点でフラッシュドロー(同じマークが4枚)になっていた場合に残り2枚でフラッシュが完成する確率が大体36%であるとか、自分がポケットペア(同じ数字2枚)を持っている場合にフロップでセット(ポケットと同じ数字が出てスリーカードになる)確率が5%であるとかは重要な数字になってきます。

また、相手がプレイするハンドを推測する上で統計も非常に重要です。
例えば5%の確率でレイズしてくる相手と、30%の確率でレイズしてくる相手とでは、ハンドのレンジが違うためプレイの仕方も変えなければいけません。
前者は非常に手を絞っているのでJJのようなハンドでリレイズするのは負けプレイですが、後者に対してはかなり広いレンジでプレイしているためJJが勝っている確率は高いでしょう。
こういった具合に、相手の統計とハンドの勝率を考えていく必要があることから、自然と確率・統計の考え方が身に付いてきます。

5.投資やリスク管理の概念に触れられる
上の確率・統計とも関連するのですが、ポーカーでは掛け金を釣り上げる、すなわち「自分のチップをリスクに晒す」ということをしない限り、チップを得ることはほとんどできません。
ここで、「得られるリターンに対してどの程度リスクを取るか」というリスク管理の考え方が出てきます。
例えばプリフロップでフラッシュドローの状態で、ポット$400を得るために$100をコールするべきか、といった場合、フラッシュドローが完成する確率は大体36%、今回はポットを勝ち取るために25%のチップをリスクに晒さないといけないわけですが、この場合はハンドが完成する確率のほうがリスクに晒すチップ量より大きいため、コールするのが正しいプレイとなります。
一方、ポット$400を得るために$200をコールするか、となった場合は、リターンの50%のチップをリスクに晒す必要があるため、勝率36%のハンドではリスクを避けてフォールドするべき、という結論になります。
無論、相手のプレイスタイルなどからこの通りにプレイするわけではないですが、土台にはこういった確率計算があり、その上での読み合いがゲームを形作っています。

またリアルマネーでプレイする場合、1つのゲームとは別に、1回のゲームでどれだけのお金を使って良いか、という部分でも投資の考え方が重要になってきます。
マインドスポーツであるとはいえ、やはり賑わっていてプレイがしやすいのはリアルマネーゲームです。
ちなみに日本国内で現金を掛けてプレイした場合は賭博法により違法行為となりますが、海外のサーバーで国外の人とリアルマネープレイする、といった場合はグレーゾーンとなり、今のところ国内で摘発されたという例はありません。
要は、ラスベガスに行ってプレイするのと同じようなもの、ということですね。

で、リアルマネーでプレイする以上、バンクロール(資産)を増やす、ということが究極の目標になります。
間違っても、「一時の享楽のために散財する」わけではありません。そんなことができるのは一部の大富豪だけです。

この場合、たとえうまくプレイして投資効率(ROI)が5%だったとしても、運の要素が絡む以上分散があり負け続ける場合があります。
このため、「運悪く負け続けたとしても破産しない(バンクロールが尽きない)」ように運用することが重要になってきます。
こういった考え方は、株やFX、さらには会社運営などの投資の考え方にもつながるんじゃないかな―とおもいます。(株以外はやったことないですが)

以上、ポーカーの面白さを5つに絞ってまとめてみました。
テキサスホールデムのルール説明などをしていないので、全く知らない人には後半伝わらない部分が多そうな気もしますが、面白さが少しでも伝わればなぁと。

ちなみに、自分がポーカーの勉強に使ってるPokerStrategyのバナーを右側に設置してみました。
戦略記事が充実しており、様々なポーカーサイトのプロモーションもやっていてポーカープレイする上で非常に助かってるのですが…このバナー存在感半端ないですねw
まぁ、初心者向けのルール説明記事なんかもあるので、ちょっとでも面白そうだなぁと思ったらこのサイト見てみるのがおすすめです。

なんか全く技術ブログっぽいこと書いてないですが…吹き溜まりなので気が向いたことを適当に書いてるよ、という感じで、一つよろしくお願いします。
いい加減次辺りは技術者っぽいエントリを書こう…