邦文技術書の電子書籍サイトまとめ

2011-12-05 電子書籍

とりあえず調べられた限りで、邦文で書かれた技術書を販売しているサイトをまとめて見ました。
ちなみに、技術書はいつでもリファレンス出来ることを重視してるので、任意の電子書籍リーダーや媒体で読め、また配布終了のリスクなどのないダウンロード形式のサイトのみを取り上げます。
つまり、専用アプリでのみ読める・ストリーミングでのみ読める、といったサイトは、今回対象外としています。
日経BPのなぜシリーズなんかはぜひとも電子書籍で読みたいのですが、PCかiOSからしか閲覧できないのが残念です。
数学ガールもiOSのみですし……
出来れば、ePubやPDF配信がデファクトスタンダードの時代になってほしいものです。

まず、定番のオライリー・ジャパン。
オライリーメディアから英語版を買えばマルチフォーマットでしかも安い、という利点がありますが、やはり母国語のほうが理解しやすいので、難読書の場合や手早く習得したい場合などはこちらのほうがいいでしょう。
フォーマットはPDFのみです。

続いて、技術評論社。
まだまだ書籍数は少ないですが、G-CLOUD Magagineなど最新書籍が購入できたり、EPUB3用XHTML作成ガイド、Cプログラミング入門など無料の書籍もあります。
書籍によってフォーマットが違い、PDF、ePub、Webリーダー、及びその複合配信になります。
とはいえ基本はPDFのみか、ePubとWebリーダーの組み合わせのようです。

最後に、達人出版会。
こちらは「IT系の技術書籍をPDF・EPUBの電子書籍としてお届けする、技術志向の方々のための出版サービス」(サイトより引用)と、自分のニーズにものすごく合致したサイトです。
ケヴィン・ケリー著作選集 1なんて無料で配信されていますが、これを邦文で読めるのはありがたい。
こちらもまだまだ書籍数は少ないですが、フォーマットがPDFとePubの複合配信ということ、また電子出版であることから価格が手頃であり、在庫リスクが少ないことからニッチな技術に関する本も期待できそうです。
この書籍数なのに、はじめる! Box2DJSとかPureDataで作るソフトウェアラジオ(近刊)とか、早々書店でお目に書かれない感じの書籍がある辺りとても素敵です。

……あれ、たった3社?
以前も書きましたが、やっぱりまだまだ専用アプリ配信、という形式が根強いみたいです。
上に挙げた出版社でもまだまだ書籍数は少ないのが現状ですし、もっと電子書籍が普及していって欲しいところですね。