月食前夜の月

2011-12-09 天文

TwitterでRTされているツイートをみて知ったのですが、明日は月食なんですね。(参考)
これは撮らねば、ということで、練習がてら前夜の月を撮ってみました。

家の裏手の公園に三脚を立て、カメラをセットし、レリーズを繋げ、地面すれすれの高さで月を導入する耳あてとダウンジャケットとマフラーを装備した男……
どう見ても不審者です本当に(ry

まぁ寒いので手早く導入して、どんどん試し撮りしていきます。
まずはM.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 Ⅱ Rから。
レンズキット付属の標準ズームですね。
とりあえず、試しに広角側14mmで撮ってみる。
あ、ちなみにμ4/3なので、35mm換算だとちょうど倍の28mmになります。

うん、豆粒のようですね。
そりゃそうだ。
そして完全に白飛びしている。
思いの外、月って明るいのですね。
それにしても絞り開放のF3.5とはいえ、ISO200、シャッター速度1/800でここまで飛ぶのか。

試しに、目一杯絞ってみる。
F22。一気に段数上げすぎなのは承知の上。
ついでに豆粒すぎるので、一気にテレ側42mmにしてみる。

お、暗いけどちゃんと写ってはいる。
というか、わかりにくいけどちゃんと陰影が写ってますね。
白飛びすると修復不可能なので、暗めに撮るくらいのほうがいいのかも?

とはいえ暗すぎるので数枚露出を変えながら撮る。
で、ふと気づいたこと。

「あれ……そういやピント合わせてなくね……?」

……馬鹿な事に、電源入れてそのままのピントで撮っていました。
しかも直前に使ってたレンズが手動MFだったので設定もそのままMF。
慌てて無限遠にフォーカスを直して撮ると……

おおお、結構しっかり陰影が見える!
なんだー、ピント合わせてなかったからやけにぼやけてたんですねー。
……明日は同じ失敗を繰り返さないようにしよう。

んで、いつまでも標準ズームで撮ってても遠いので、もう一本の望遠レンズ、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rに付け替える。
さて、望遠の実力はいかほどかな……?

うおおおおおおおお、めっちゃはっきり写ってる!
深夜の公園でカメラの背面液晶見ながら一人ニヤけてる男、完全に不審者です。
いや、でもこれは興奮しますよ。
自分の手で撮った写真にこれだけはっきり月の陰影が浮かび上がってるとか、言葉に出来ない感動ですよ。

ちなみにこれ、ノートリミングです。
拡大すると結構ノイズが乗ってますが、当然背面液晶ではわかりませんでした。
というか、多少ノイズが乗ってたとしても、それまでの豆粒に比べたら素晴らしい写りです。
望遠バンザイ。

この後数枚撮ったのですが、あんまり代わり映えはせず。
一応、さっきのより露出を上げたもののほうがはっきり見えてよさげです。

んー、月を撮るときは露出は全絞りで、シャッタースピードが1/100~1/200くらいでしょうかね?
もちろん月の満ち欠けによってもかわりますが、明日の欠け始め辺りはこのくらいの設定でよさそうです。

それにしても、意外と中望遠ズームでも月は綺麗に撮れるんですね。
35mm判の標準画角が50mmなので、換算300mmだと6倍ですか。
これでも結構いい線行ってますが、やっぱりもっと望遠したい……というか望遠鏡が欲しい……
個人的にはカメラと組み合わせるならミニボーグがよさそうですかね。
上を見るときりがないので、ミニボーグ50か、いっそペンシルボーグでもいいので。
パーツが共通で好きなように組み替えて遊べるとか、理系心をくすぐりますよね……

ともあれ、明日の月食は手持ちの機材で挑まなければならないので、今日の撮影を踏まえてセッティングに目安をつけておかないと。
なにげに月の写真は、コンデジを望遠鏡に当てて撮ったりしてもきれいに撮れるらしいので、望遠鏡持ってる方はこの貴重な機会に撮影に挑戦してみるのもいいかと思います。

あ、ちなみにこちらに載せなかった写真なんかはギャラリー(追記:VPS移行に伴い削除)にまとめてあります。
興味のある方はどうぞ。